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日本は全くと言っていいほど残念な結果に終わった世界の祭典ワールドカップがいよいよ大詰めです。
今このブログを書いている最中にも、「イングランドvsポルトガル」の歴史的な戦いが行われています。
今大会は、注目される選手が多く、私自身もサッカーが大好きで(海外のサッカーが特に)気になる選手がたくさんいます。
その前に、決勝トーナメントが始まって気づいたことがあります。
その気づいたこととは、なんと言って海外の選手が決勝トーナメントに入るや否や、競り合いの時の当たりや、プレッシングが一段と強くなったというか、負けると終わりという戦いのスイッチが入ったというか、かなり球際の争いが過激です。
もしも、日本チームが決勝トーナメントに勝ちあがったとしても、この決勝トーナメントの争いの中で勝ちあがっていけるのか??と思うと、答えが簡単に出てしまう気がして、寂しい気持ちになります。
予選リーグの戦いを見ていても、相手に合わせて戦うというか、最初からカウンター狙いの戦い方をしているというか、流れ自体に任せてその場に合せて戦っているように見えるし、
暑さのせいか足が止まっている選手が目立ちました。
そのままの流れで決勝トーナメントに行けたとしても勝ち上がって行くのは無理だったでしょう。
残念なのは、世界各国のリーグでしのぎを削っているメンバーが終結されるナショナルチームですが、アジアのリーグ<世界各国のリーグの図式がはっきりしてしまったことです。
今大会はドイツで開催ということもあり、ホーム圏であるヨーロッパ諸国の活躍が目立つのは当然ですが、アジアを代表する日本や韓国が予選リーグで敗退してしまったことは残念でしかたありません。
日本、韓国の代表にはヨーロッパのクラブにも所属している選手もいますが、レギュラーとして活躍している選手はごく僅かで、ほとんどは自国のリーグで戦っているメンバーの集結です。韓国の代表に至ってはKリーグの選手のほか、日本のJリーグの選手も代表の座についているのですが、アジア各国のリーグの低さは認めざるを得ないのではないでしょうか?
文化や、そのリーグ戦での戦い方も各国で違うとは思いますが、このまま4年後を迎えてもこの決勝トーナメントで見られる当たりの厳しさという壁は越えることが出来るかというと疑問です。
ならば、その世界のリーグへ移籍すればよいというのが簡単な答えかもしれませんが、その切符を掴む為にもこのようなワールドカップは用意されているわけで、この大会で無残な形で終えることはその「切符」も手に入れることが出来なかったという答えになってしまいます。
とにかく今大会は日本にとって色々な意味でもったいない大会だったのではないでしょうか?
話は長くなりましたが、今大会の注目選手です。
今大会の注目選手は、世代交代というか、「若きもの」「老いたもの」の活躍が目立つ大会だと思います。
まずは、今大会を最後に引退を宣言しているフランス代表のジダン選手です。
かつてのキレは影を潜めているものの戦況を読む眼や、裏のスペースをつくパスは健在で、ゴールも1つ決めています。まだまだ引退するにはもったいない選手です。
そして、かつてはそのジダンと銀河系軍団「レアルマドリード」を率いていたフィーゴです。
フィーゴも一度は代表を引退したのですが、リーグ戦での激戦の中で召集され勝ち上がってポルトガルの決勝トーナメント進出の原動力となりました。
そのポルトガルで台頭著しいのがクリスチアーノロナウドです。切れ味鋭いドリブルや強烈なミドルシュートの持ち主は若かりし頃のフィーゴそのもので、将来が楽しみな一人です。
ドリブルというならば、敗退はしたものの、アルゼンチンのメッシやオランダのロッベンでしょう。二人とも若き20代前半でこれからはまちがいなく彼らの時代が来るでしょう。
最後はなんといっても2年連続バロンドールを獲得したロナウジーニョです。
今大会は影を潜めていますが、決勝までの過程で徐々にボルテージを上げていくのは間違いないでしょう。
とにもかくにも今大会の決勝戦まで眼が離せないことは間違いないですし、そして4年後の南アフリカで開催されるワールドカップへ向けて、注目することも山盛りあります。
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