ポピー子育て応援サイト Popyful(ポピフル)
株式会社新学社
京都市山科区
- 担当業務
- CMS実装 / コーディング / ディレクション / デザイン
- サイトURL
- https://www.popy.jp/popyful/
会員向け+一般公開型のオウンドメディアを新規構築。 ライターが簡単に記事運用できる仕組みも実現。
株式会社新学社様は、小・中学校用図書教材や家庭用教材「全家研ポピー」などを発行する教育系出版社。
このたび、子育て層向けの情報発信を強化するべく、新たなオウンドメディア「Popyful(ポピフル)」を開設されました。
弊社は、検索エンジンからご検討いただき、企画提案の結果、制作パートナーとして採用。
新規構築においてはターゲット層に寄り添ったデザイン性と、ライターが安心して運用できる編集環境という両面を重視した設計・開発を担当しました。
はじめに
今回開設された「Popyful(ポピフル)」は、幼児~小学6年生のお子さまを持つ親御さんを主なターゲットとした、子育てに役立つコンテンツを幅広く発信するメディアサイトです。
新学社様が発行する「幼児ポピー」や「小学ポピー」の紙面と連動し、QRコード経由でアクセスしたユーザーは会員向け限定コンテンツも閲覧可能という、紙×デジタルのハイブリッド型オウンドメディアとなっています。
ご依頼時には次のようなご要望がありました:
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スマートフォンユーザーが見やすく快適に操作できるサイト設計
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複数名のライターによる記事投稿と管理者承認フローの導入
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会員向け/非会員向けの情報を柔軟に出し分けたい
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ライターがHTML・CSSの知識がなくても高品質な記事を作成できる管理画面
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ブランドイメージに合った安心感・親しみやすさのあるデザイン
課題:多様なユーザー層と運用体制に対応したサイト構築
オウンドメディアという性質上、一般向けと会員向けコンテンツの出し分けが求められたほか、複数ライター+編集部という運用体制にも耐えうるCMS設計が必要でした。
また、幼児・小学生の保護者という感性の高いユーザー層がターゲットであり、信頼性や優しさが感じられるデザイン面でのトーン設計も重要な要件となりました。
さらに、紙面連動で限定コンテンツが表示される導線も求められ、一般的なオウンドメディアサイト以上に複雑な要件整理と技術実装が求められるプロジェクトとなりました。
解決策:ライター視点とユーザー体験を両立した設計
弊社はWordPressをベースとしたサイト構築に加え、編集部・ライター様が運用しやすいブロックエディタの拡張開発と、デザイン×UXの最適化に重点を置いて対応いたしました。
スマートフォンユーザーを意識したデザイン
スマホファーストを基本に、可読性・操作性・視認性を最大限考慮したUI/デザインを設計。
親しみやすさと信頼性の両立を意識し、ターゲット層にストレスなく情報が届く構成としました。
ライターと管理者による承認フロー
記事投稿時はライターが一時保存/申請を行い、管理者が承認後に公開するフローを実装。
記事の差し戻しや修正もスムーズに行える管理画面を整備し、記事の品質管理体制をサポート。
ブロックエディタの拡張
特に注力したのがブロックエディタのカスタマイズ。
ライターがHTMLやCSSの知識がなくとも、美しいレイアウトを再現可能なオリジナルパーツを約20種提供しました。
これにより、視覚的に一貫性のある記事を簡単な操作だけで作成できる環境を実現。
QRコード経由での会員判定機能
QRコードからのアクセス判定機能を独自に実装。
通常の一般公開記事に加えて、QRコード経由の会員向けアクセス時のみ限定コンテンツが表示される機能を構築しました。
これにより、紙面とデジタルを連動させたプロモーション施策の基盤が整いました。
さいごに
今回のPopyful(ポピフル)構築では、株式会社新学社様のブランドイメージを活かしつつ、運用者・ライター様の使いやすさとユーザー体験の向上を両立したオウンドメディアが完成しました。
今後はコンテンツ運用フェーズに入り、子育て層に向けた継続的な情報発信と紙×Web連携施策の強化が進められる予定です。
弊社としても引き続き技術面・運用面からサポートを継続し、Popyfulが子育て支援メディアとしてより多くのユーザーに親しまれるサイトへと成長していくことを期待しています。