株式会社OpEL様は、京都に拠点を置き、「つくるまなぶ京都町家科学館」を中心に、STEAM教育＜科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、 芸術・リベラルアーツ（Arts）、数学（Mathematics）＞をテーマとしたものづくり体験や企業連携型ワークショップを展開され、子どもたちが創造力と探究心を育める場づくりを通じて、次世代の学びの形を提案し続けている企業です。
また、企業とのコラボレーションによる独自のワークショップ企画やイベントも積極的に実施しており、教育と社会との接点を生み出す活動を幅広く展開しています。

今回、京都市中小企業デジタル化・DX補助金を活用した新たなコーポレートサイト構築にあたり、以前よりお取引のあるMedico-tec株式会社様よりご依頼いただきました。
教育活動の魅力や実績を効果的に発信するオウンドメディア的なサイト構成が求められたプロジェクトです。

はじめに

今回のホームページ制作においては、次のようなニーズがありました：

• これまでの活動やワークショップのアーカイブ的な役割を果たすサイトにしたい

• 教育活動の理念や魅力が分かりやすく伝わるサイトにしたい

• コーポレートサイトとしての信頼感も備えたデザインを希望

• 運営担当者様が簡単に記事更新や新規ページ作成を行える運用性を確保したい

• 各企業との取り組みを深掘りする読み物型コンテンツを展開したい

課題：教育活動の価値を「伝わる形」で見せる

教育分野のコーポレートサイトでは、活動の意義や価値が正しく伝わりづらいという課題がしばしば見られます。
さらに、活動紹介が単なる実績の羅列になってしまうことで、ブランドとしてのストーリー性が薄れる懸念もありました。

そこで今回のプロジェクトでは：

• イベントやワークショップの事例記事を「読み物」として楽しめる構造にする

• 事業活動を「動きのあるもの」として見せ、親しみやすさと信頼性の両立を図る

• 運営担当者様の更新負荷を減らし、日常的な情報発信をしやすくする

• 企業との連携事例は対談記事や振り返りコンテンツとして深みを持たせる

という方向性でサイト全体を設計しました。

解決策：オウンドメディア型のサイト構造を導入

オウンドメディア型サイト設計

サイト全体の情報構造は、コーポレートサイト＋オウンドメディア型記事セクションを組み合わせた形で設計。
トップページや事業紹介ページではOpEL様の理念や活動の全体像を伝えつつ、「イベント・ワークショップ紹介」や「コラボレーション事例」では、各取り組みを深掘りした読み物型記事を展開できる構成としています。

デザインと運用性の工夫

ロゴの世界観を活かしたデザインを採用し、教育活動の清潔感や親しみやすさを強調。
同時に、ブロックエディタ（WordPress Gutenberg）の拡張により、見た目を崩さず簡単に更新・新規作成が可能な管理画面を構築。
社内の運営担当者様がストレスなく記事作成できる仕組みとしました。

対談記事・事例記事の作成サポート

企業連携事例をより魅力的に見せるため、今回は弊社にてカメラマンとライターをアサイン。
これまでのコラボレーション企業様とのトークセッションを取材・撮影・記事化し、サイト上で読み応えのあるコンテンツとして掲載しています。
これにより、OpEL様の社会とのつながりや活動の深さを効果的に訴求できるサイトに仕上げました。

さいごに

株式会社OpEL様のコーポレートサイトは、教育の未来を創る活動の魅力と理念がしっかりと伝わるメディアとして新たに生まれ変わりました。
特に、オウンドメディア型コンテンツと高い更新性を兼ね備えている点で、今後の教育活動の発信力を大きく高める土台が整っています。

今後、活動実績や新たな取り組みが蓄積されていくことでサイト自体が成長し、OpEL様のブランド価値向上に寄与していくことが期待されます。
弊社としても、引き続き柔軟な形でサイト運用・改善のお手伝いができればと考えています。