京都・出町桝形商店街
桝形事業協同組合
京都市上京区
地域に根ざした温もりと、アニメ聖地としての魅力をつなぐ情報発信。 日常と観光が出会う商店街に、 "人の顔が見える"Webサイトへ。
京都市の出町柳に位置し、京都アニメーション制作の人気作品「たまこまーけっと」の舞台としても知られる桝形商店街。
その賑わいと個性豊かな店舗群を国内外へ発信する公式サイトをリニューアルしました。
加盟店・店主の魅力が伝わる導線設計と、観光流入を意識したSEO対応で、商店街全体のブランド価値向上と観光誘致に貢献しています。
はじめに
京都市内に数多くある商店街の中でも、ひときわ独自の存在感を放つ桝形商店街。
国内外のアニメファンや観光客にとって"聖地"として親しまれている場所でもあります。
一方で、実際に商店街を訪れたことのない方にとっては、その多彩な加盟店舗や親しみやすい人情味といった「リアルな魅力」が十分に伝わっていない、という課題がありました。
そこで今回、加盟店の顔が見えるサイトとして公式ページをリニューアル。
観光流入を意識した情報発信力の強化を目指し、弊社がサイト制作を担当いたしました。
課題:人情味と観光魅力をどうサイトで伝えるか
桝形商店街のウェブサイトリニューアルにあたっては、次のような課題がありました:
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加盟店舗の情報発信
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「たまこまーけっと」ファン層など観光流入に対応した情報構成
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店舗紹介の更新性を高め、商店街の日常の活気をリアルタイムに伝えたい
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モバイルファーストな観光客向けUI/UXの整備が求められた
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京都全体の観光競争の中でSEO施策も意識したサイト設計が必要
つまり、ただの情報一覧サイトではなく、「訪れたくなる商店街」に仕立てるための工夫が求められたプロジェクトでした。
解決策:「店主の顔が見える」構成と観光導線の強化
今回のサイトでは、加盟店舗紹介コンテンツに重点を置き、アート展や映画館などのクリエイティブで多彩なお店情報が伝わる構成としました。
店舗ページでは、商品情報に加えて、店主のコメントやお店の写真を活用し、親しみやすさや地域密着感を演出。
さらに、「たまこまーけっと」ファン層の訪問ニーズにも応えられるよう、聖地巡礼的な楽しみ方が伝わる情報設計を意識。
SEO対策としては「京都 商店街」「出町柳 観光」「たまこまーけっと 聖地」といった関連キーワードを意識した構造を組み込み、検索経由での観光流入にも対応しました。
プラットフォームはWordPressを採用し、加盟店紹介記事やイベント情報の更新を商店街側でも簡単に行える設計としています。
商店街の"今"を発信できる柔軟な更新性が確保され、イベントや新店舗などの情報をタイムリーに届けられる体制が整いました。
デザイン面では、「昔ながらの温かさ」と「観光誘致を意識した洗練感」のバランスに配慮し、幅広い層(地域住民・観光客・アニメファンなど)に親しみやすいトーンに仕上げています。
さいごに
桝形商店街は、地域に根ざした日常と、全国から訪れる観光客が交差する、今や多彩な顔を持つ商店街です。
今回のサイトリニューアルでは、その「人と人との温かさ」や「観光地としての魅力」を情報設計とデザインの両面からしっかりと表現することを重視しました。
今後も商店街活動や店舗情報の発信をサポートし、桝形商店街のファン層拡大と地域活性化に貢献してまいります。