久世工業団地協同組合
京都市南区
- 担当業務
- CMS実装 / コーディング / ディレクション / デザイン / ドローン・動画撮影 / 写真撮影
- サイトURL
- https://www.kuze.or.jp/
地域産業の発展を支える、共創型情報発信の拠点へ。 加盟企業が主体的に活用できる"参加型ポータルサイト"を構築。
昭和38年創立、京都を代表する歴史ある工業団地「久世工業団地協同組合」様の公式サイトを全面リニューアル。
加盟企業が自ら情報を発信できる仕組みを導入し、組合全体の活性化と情報共有の基盤として再設計。
スチール撮影やドローン撮影による工場・団地エリアの魅力的なビジュアル表現もあわせて行い、デジタル時代にふさわしいブランド発信を実現しました。
はじめに
京都市内におけるものづくりの一大拠点として、長きにわたり発展を続けてきた「久世工業団地」。
その中核を担う「久世工業団地協同組合」様は、現在22社の加盟企業を擁し、地域産業を支えるネットワークとして機能しています。
組合設立から約60年。時代の変化とともに、情報発信の在り方も次のステージへ進めたいという想いから、今回のウェブサイトリニューアルプロジェクトがスタートしました。
京都市DX化補助金を活用し、単なる組合紹介にとどまらない「参加型の情報発信サイト」を目指した取り組みです。
課題:時代に即した情報発信の場づくり
これまでのサイトは組合事務局からの一方向的な情報提供にとどまっており、以下のような課題がありました:
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加盟企業各社が自社情報をタイムリーに発信する仕組みがなかった
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組合から加盟企業への情報共有も紙媒体や限定的な手段に依存していた
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工業団地としてのブランド発信が時代に合ったデザインや表現に追いついていなかった
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スマートフォン対応や管理のしやすさといったUXの見直しが必要だった
こうした課題を解決し、加盟企業が主体的に活用できるデジタルプラットフォームづくりが本プロジェクトのテーマとなりました。
解決策:加盟企業が活きる"共創型"サイトを構築
プラットフォームにはWordPressを採用。
参加型サイトの設計にあたり、以下のような機能を実装しました:
加盟企業専用のログイン機能
加盟企業自身が記事やニュースを投稿できる仕組み
組合事務局から加盟企業へ一斉情報配信が可能な専用機能
加盟企業向けイベントカレンダーを導入し、スケジュールの共有を効率化
セキュリティ面にも配慮し、複数ユーザーによる安全なログイン運用ができる設計を実施。
また、加盟企業ごとに情報発信がしやすいように、管理画面の使い勝手にもこだわりました。
デザイン面では、洗練されたすっきりとしたレイアウトを採用。
業種の多様性を尊重しつつ、工業団地としてのブランドイメージが一貫して伝わるよう工夫しています。
さらに、各工場のスチール撮影や、団地全体のドローン撮影も実施。
ウェブサイトのビジュアルにリアリティと魅力を加えることで、地域産業の力強さを視覚的に表現しています。
さいごに
「久世工業団地協同組合」様の新しい公式サイトは、加盟企業が"自分たちのメディア"として活用できる情報発信の場へと進化しました。
紙に頼っていた情報共有もオンライン化が進み、組合活動の活性化や加盟企業間の交流促進にも貢献。
また、地域外からの認知度向上にも寄与するサイトとして、次世代型の組合運営の一助となっています。
今後も継続的な運用改善をサポートしながら、久世工業団地全体の価値発信に貢献してまいります。