全国保育園サイト
社会福祉法人くじら
全国38園の「くじら」らしい保育の世界観を、一貫したデザインと運用しやすさで表現。 大規模マルチサイト構成でブランド価値の向上と情報発信力の強化を実現。
社会福祉法人くじら様が全国で運営する保育園サイト群を、デザイン統一+現場ごとの更新性を両立する大規模マルチサイト構成で全面リニューアル。
全国38園分(2023年6月時点)という大規模なプロジェクトにおいて、「くじら」らしさを体現するブランディングデザインとWordPressマルチサイトによる効率的な運用環境を構築しました。
子どもたちの笑顔があふれる写真を活かしたデザインと、各園の職員様が直接情報発信できるCMS環境の整備を通じて、保護者や地域との信頼関係づくりに貢献しています。
はじめに
全国で保育園事業を展開されている社会福祉法人くじら様。
その理念は、「子どもたちのありのままの姿を受け止め、育ちを支える」というシンプルで力強いものです。
各園の現場でも、その理念はあたたかく柔軟な保育という形で日々実践されており、職員の皆様の思いが詰まった園運営が行われています。
今回、全国に広がる約38園(2023年6月時点)の保育園サイトを一斉にリニューアルするという壮大なプロジェクトがスタート。
法人様としては、これまでバラバラだったサイトデザインや情報構成を統一し、「くじら」ブランドとしての一貫性を強化しつつ、現場の職員様の情報発信もしやすい運用環境を整えることを目的としておられました。
弊社は法人様より直接ご依頼をいただき、企画から設計・構築・各園への導入支援までトータルで担当いたしました。
課題:多拠点・多ユーザー環境で「ブランドの統一性」と「各園の主体性」をどう両立するか
今回の大規模プロジェクトでは、以下のような課題が明確に存在していました:
-
全国各園が独自に構築・運用してきたサイトのデザインや品質にバラつきがあった
-
「くじら」ブランドとしての統一された世界観をWeb上で表現したい
-
各園の職員様が現場目線でタイムリーに情報発信できるCMS環境が必要
-
大規模なマルチサイト構成でも 管理運用コストを抑えつつ安定稼働を実現したい
-
スマートフォンファーストのUI/UXを整備し、若い保護者層にも受け入れられるデザインにしたい
-
子どもたちの魅力的な表情が伝わるよう写真やビジュアルの活用を最大限に行いたい
単にCMSを導入するだけではなく、ブランドと現場の両立、かつ全国規模での運用体制構築という高度な要件に応えることが求められました。
解決策:統一テンプレート+マルチサイト環境+現場に寄り添う運用設計
デザイン面では、法人様と密に連携しながら、「くじら」らしいやさしさ・温かさ・信頼感が伝わるデザインを追求。
イラストや柔らかい色合いを活かしつつ、法人様からご提供いただいた子どもたちの生き生きとした写真を大きく配置し、写真の力で園の魅力が直感的に伝わるサイト構成としました。
CMSは WordPress+マルチサイト機能を活用。
法人側から全園の運用管理が統合的に行えるとともに、各園ごとに権限を細かく設定し、園単位でのお知らせ・ブログ更新がスムーズに行える環境を整備しました。
デザインは法人様と十分なすり合わせを行い、ブランドの統一性を維持しながら、各園が自園らしさも出せる柔軟性を担保。
また、職員様が更新作業に不安を感じないように、WordPressの投稿画面も各園にわかりやすくカスタマイズ。
導入時には操作マニュアルの整備や職員様向けの説明サポートも実施しました。
結果として、法人全体の「くじら」ブランドが全国統一の美しいホームページ群として整い、
同時に各園が現場発信を強化できる情報発信体制を実現しています。
さいごに
北海道から長崎県まで38園規模(2023年6月時点)の大規模マルチサイトリニューアルという本プロジェクトは、弊社としても非常にチャレンジングで意義深い取り組みとなりました。
社会福祉法人くじら様の 「子どもたち一人ひとりに寄り添う保育」という理念が、今回のサイトリニューアルを通じてより多くの方々に伝わり、
保護者との信頼関係の構築や地域とのつながり強化にもつながっていくことを期待しています。
今後も、全国の各園がこのプラットフォームを活用し、子どもたちの笑顔や園の取り組みをいきいきと発信していけるよう、引き続きサポートしてまいります。