ごみゼロチャレンジしが
滋賀県 琵琶湖環境部 循環社会推進課
滋賀県大津市
- 担当業務
- CMS実装 / コーディング / デザイン
家庭と地域からごみゼロ社会をめざして、 親子で学び、行動につながるデザインで県民参加を促進。
滋賀県では、「ごみゼロチャレンジしが」と題した循環型社会形成に向けた県民参加型プロジェクトを展開しています。
今回、この取り組みをより多くの県民に知っていただき、行動につなげることを目的にサイトを全面リニューアル。
株式会社エフエム滋賀様よりお声がけをいただき、滋賀県 琵琶湖環境部 循環社会推進課様とともに、本プロジェクトに参画いたしました。
「家庭や子どもたちにとって親しみやすく、環境学習のきっかけになるサイト」というコンセプトのもと、デザイン・構成・使いやすさにこだわった新サイトが完成しました。
はじめに
滋賀県ではこれまでも、県民一人ひとりの意識と行動の変革を促すさまざまなごみ削減の取り組みを実施してきました。
「ごみゼロチャレンジしが」は、こうした取り組みをさらに発展させ、
県民の皆さんが自宅や職場など日常生活の中で楽しくごみ削減に取り組むことを促す活動の情報発信拠点として位置付けられています。
しかし、旧サイトは情報の更新性やデザイン面での課題があり、特に家庭向け・親子層向けの訴求力に改善の余地がありました。
また、新たな公式キャラクター「湖神 挑一(こがみ ちょういち)くん」の誕生により、より親しみやすいサイトづくりが求められていました。
課題:親子で学べて、自治体CMSでも運用しやすいサイトへ
今回のリニューアルにあたり、以下のような課題と要望が共有されました:
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県民、とくに家庭層・親子層に向けて親しみやすいデザインに刷新したい
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従来の行政的なデザインではなく、行動につながる「楽しい」サイト体験を提供したい
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CMS「Bayberry」での構築が必須であり、デザインの自由度と運用性の両立が必要
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新キャラクター「湖神 挑一くん」を活かし、県民に浸透させるビジュアル展開を行いたい
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家庭で実践できる「食品ロス削減レシピ」など、暮らしに役立つ情報発信を強化したい
これらの要素を満たしながら、県民が「自分ごと化」できるサイトづくりが求められました。
解決策:親しみやすさ+実践しやすさを両立したデザインとCMS構築
リニューアルに際しては、まず親子で楽しく閲覧できるデザインの方向性を明確化。
県担当者様やエフエム滋賀様と協議を重ね、「お子さまと一緒にごみ削減を考えるきっかけになるサイト」という明確なコンセプトに基づき、色使いやイラスト、フォントなど細部まで設計いたしました。
親しみやすいデザイン設計
サイト全体をやさしい色使いとイラスト主体のビジュアルで統一。
新キャラクター「湖神 挑一くん」を要所で活用し、子どもから大人まで親しみやすいトーンに仕上げました。
自治体CMS「Bayberry」への最適化対応
Bayberryの仕様を理解しながら、高度なデザイン表現と運用性のバランスを確保。
家庭で役立つ情報ページ(例:食品ロス削減レシピ)などをBayberry内で編集しやすいパーツとして構築しました。
県民参加のきっかけ作り
県民参加のきっかけ作り
生活の中で具体的に取り組めるアクションを意識したコンテンツ設計とナビゲーション構成を採用。
情報閲覧から行動につながるUXを重視しました。
更新性の向上
Bayberryにおける更新パーツやテンプレートの柔軟な準備により、県職員の皆さまが今後も継続的にサイト運用しやすい環境を整備しました。
さいごに
「ごみゼロチャレンジしが」ホームページは、行政の情報発信から、県民との双方向のコミュニケーションを促す場へと進化しました。
今後、県内での環境意識のさらなる醸成と、ごみゼロ・循環型社会実現への県民参加が広がっていくことが期待されます。
弊社としても、エフエム滋賀様および滋賀県庁ご担当の皆さまとの密な協力のもと、「Bayberry」という特殊な環境下でのホームページ制作という大きな学びと成果を得ることができました。
今後も引き続き「ごみゼロチャレンジしが」サイトの県民参加を後押しする情報発信支援を行ってまいります。