京都大学大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センター
京都大学
京都市左京区
- 担当業務
- CMS実装 / コーディング / デザイン
世界とつながる研究拠点の情報発信基盤を構築。 研究機関の信頼を支えるがん研究ポータルサイトへ。
京都大学大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センターは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑教授をセンター長に迎え、2024年3月に新たに設立された最先端のがん免疫研究拠点です。
世界に向けて日本のがん免疫研究の成果を発信し、国際的な連携と次世代の研究者育成を担うこのセンターにふさわしい、ブランド性と国際性を兼ね備えたホームページの構築が急務となっていました。
検索を通じて弊社をご検討いただき、提案競争の結果、ご発注いただいた本プロジェクトは、グローバルなデザイン性、多言語対応、更新しやすいCMS環境などが求められる案件となりました。
緻密な制作期間を経て、国内外の研究者・学生・医療関係者・一般市民の皆様に向けた質の高い情報発信基盤が完成しています。
はじめに
がん免疫領域は近年世界的に注目を集めている研究分野であり、京都大学がん免疫総合研究センターはその国際的な発信拠点として位置づけられています。
センター設立に先立ち、ブランドイメージと整合性を持つ公式ホームページの立ち上げが求められていました。
特に今回のホームページには、以下のような高度な要件が明確にありました:
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国際的な視点から日本語・英語両言語に違和感なく対応できるデザインと情報構成
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将来にわたり広範な研究内容や活動を柔軟に展開・更新できるCMS基盤
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国内外の研究者・医療関係者に向けたグローバルなデザイン
これらの課題を解決するプロジェクト設計を行いました。
課題:デザインと運用性、国際対応を高い次元で両立するサイトが求められた
がん免疫総合研究センター様からは、以下の点が大きな課題として共有されました。
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日本語・英語いずれの言語でも違和感なく情報を閲覧できる国際対応デザイン。
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学術的なコンテンツや研究成果など、情報を柔軟に発信できる自由度の高いページ編集機能。
各ページにおいて独自のレイアウトやビジュアル表現が求められる。
これらの要件は、単なる大学公式サイトとは異なる「研究拠点として世界に発信する顔としてのホームページ」にふさわしい質が求められたといえます。
解決策:議論を重ねて洗練されたデザインと高機能なCMSを実現
本プロジェクトではまず、国内外の優れた事例を参考にしつつ、本庶教授率いるがん免疫研究センター独自の品格と先進性を感じさせるデザインを模索し、最終的にはシンプルで洗練された国際対応デザインにまとめ上げました。
CMSにはWordPressを採用し、ブロックエディタ(Gutenberg)をフル活用。
各種パーツを独自にカスタマイズし、担当者が自由にページを作成・編集可能な操作性を実現しました。
さらに、英語・日本語に対応したUI・UXを確保し、コンテンツ管理の負担を軽減する設計としています。
これにより今後、研究成果・論文発表・イベント情報・採用情報などをタイムリーかつ柔軟に発信できる体制が整いました。
制作期間中には、プロジェクトマネージャー様をはじめとする担当チームと緊密に連携。
丁寧な確認作業と意思疎通を重ね、センターの理念と世界観にふさわしいホームページが完成しました。
さいごに
京都大学大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センター様の公式ホームページは、
研究拠点の国際的な情報発信を支えるプラットフォームとして重要な役割を担う存在になりました。
今後の研究成果や新たな学術的活動に合わせて、継続的なサイトの進化と情報発信力の強化をお手伝いしてまいります。
弊社としても、今回のような高度なブランディング性・自由度の高いCMS実装・多言語対応を組み合わせたプロジェクトを通じて、
今後ますます学術・研究分野への貢献機会を広げていきたいと考えております。