山梨県山梨市にある「AZ山梨サーキット」は、初心者から本格派までが気軽に楽しめるレンタルカート施設として親しまれてきました。
フルーツ公園に隣接し、豊かな自然に囲まれた立地ながら、その走行性能とコース設計は本格的。
そんな魅力ある施設の価値を、Web上でもしっかりと伝えるために、今回のリニューアルプロジェクトが始動しました。

ご相談のきっかけ：スマホ未対応・更新負荷

AZ山梨サーキットの旧サイトは、オーナー様ご自身が12年前に構築されたものでした。
近年のスマートフォン利用者の増加にともない、閲覧性や操作性に課題が生じていました。さらに、イベント情報やラップタイムの記録など、タイムリーな情報更新を行うには毎回ページの編集が必要。

加えて、「サーキット＝男性・スピード・競技」という固定観念により、ファミリー層や女性ユーザーにとっては少し敷居が高く見えてしまう──その印象を払拭したいというご要望も伺いました。

デザインの再構築："楽しさ"が伝わるサイトへ

私たちはまず、施設そのものが持つ"入りやすさ"や"楽しさ"のイメージを可視化することから始めました。
サーキットでありながら、初心者も、女性も、子どもも笑顔で楽しんでいる――その空気感をWebデザインでどう表現するかを追求しました。

• メインビジュアルに動画を活用し、走行時の臨場感と解放感を伝達

• サーキットらしい「黒・赤」を使用しつつ、かっこいいよりワクワク感へ

• サイト全体に多彩なフォントやアニメーションを多用し、訪問者が"楽しい"と感じる動きを演出

このようにして、「速さ」だけではなく、「楽しさ」「入りやすさ」「家族で行きたくなる場所」としてのブランドイメージを再定義しました。

情報更新性と運用効率の向上

施設スタッフの皆様が、自ら情報発信できることも今回の大きなテーマでした。
そこで、WordPressによるCMS導入により、次のような改善を実現しました。

• お知らせ投稿（イベント・営業案内など）

• ラップレコード投稿（走行記録を分かりやすく更新可能）

• サーキット所在地の現在の天候・気温情報をリアルタイム表示

これにより、施設運営の現場からリアルタイムでの情報発信が可能となり、ユーザーとのつながりを強化できるWeb運用体制が整いました。

訪れる人が「また来たい」と思える体験を、Webからも。
AZ山梨サーキットは、今後も"誰でも楽しめる本格サーキット"として、その魅力を広げていきます。